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遠州トラック 白岡倉庫

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「未来への投資」──売れる「物流商品」を生み出す第一歩として、遠州トラックが「t-Sort」を選択した理由

「物流の2024年問題」やフィジカルインターネットの登場など、物流が大きな変革期を迎えようとする今、遠州トラックは「t-Sort」を導入し、競合他社との差別化を実現する物流商品を生み出そうとしている。

遠州トラック 白岡倉庫(埼玉県白岡市)は、液体加工調味料を中心に取り扱うTC型物流センター(Transfer Center、通過型物流センター)である。夜間に仕分けを行うため、人手不足と人材育成に課題を抱えていた。

遠州トラック 白岡倉庫が抱えていた課題とは

白岡倉庫の壁側に沿うように、t-Sortの走路とシューターが設けられている。

白岡倉庫では、夕方に商品を入荷し、夜間に仕分けを実施して出荷する。
白岡倉庫が抱えていた課題は、大きく2つである。

  • 人手不足が深刻化する現在、夜間のフォークリフト・オペレーターや仕分け作業員の確保に苦労している。
  • 貨物全体量の約40%を占める、多品種小ロットの仕分けが負担になっている。

「t-Sort」導入以前の白岡倉庫では、繁忙期になると各営業所から応援要員が集まり、人海戦術で仕分けを行っていたという。倉庫内に商品を並べ、一人が伝票を読み上げる。すると各人が読み上げられた商品を見つけ、出荷用のパレットまで運ぶ。まるで、カルタ取りか百人一首のようである。

商品は液体調味料が多く、一箱の重量は、10~15kgにもなる。
多種ある商品の中から目指す商品を探すのも大変だが、運ぶのも大変であった。

「物流ロボット」、選定の経緯

遠州トラック 関東事業部長 二橋智氏は、「取り扱いの物量がそれほど多くはないため、物流ロボットの導入検討を開始したときから、『大きなROIは見込みにくい』と考えていました」と振り返る。

そのため、大きな初期投資を伴う買い取りによる物流ロボットや自動ラックの導入は難しいと考えていた。

だからこそ、サブスクリプションによる月額課金方式でのサービス提供を受けられる「t-Sort」はとてもありがたかったそうだ。

「なにせ、物流ロボットを導入することが、遠州トラックとして初めての経験ですから。ロボットを買い取ってしまうと、万が一のときに『失敗したことを認められない』事態になる危惧がありました」(二橋氏)

サブスクで利用可能な「t-Sort」であればスモールスタートも可能、短期間で運用を立ち上げられる上、導入効果に疑問を感じた際には止めるのもたやすい。

「サブスク契約でなければ、社内承認を得られなかったかもしれません」と二橋氏は振り返る。

「t-Sort」が生み出した間接的な効果とは

t-Sort cb15に一箱ずつ載せられた商品は、OCR
(※後述)で商品コードを読み取り、検品される。
商品は、t-Sort cb15により、配送先別に設けられた各シューターまで輸送、シュートされる。その後、作業員によってパレットに積まれる。以前は商品箱を抱えて作業員が倉庫内を歩き回っていたのだから、作業員の負担は大幅に減っている。

「大きなROIは見込みにくい」と言った二橋氏だが、その事情と、間接的なROIについてこのように説明してくれた。

「直接的なROIがないのは、『t-Sort』導入後も作業員の頭数(5人)が変わっておらず、人件費の削減ができていないからです。ただし、『t-Sort』導入後は、この5人がベテランではなく、新人であっても仕分け作業を遂行できるようになりました。結果、夜間作業員の募集にかかる採用の手間は抑えられるようになりました」

「t-Sort」導入によって、繁閑によらず、新人倉庫作業員であっても仕分け作業が行えるようになったメリットは大きい。
余談だが、白岡倉庫の繁忙期に招集され、例のカルタ取り式仕分けを行っていたのは、各営業所の所長クラスだったという。
遠州トラックに限ったことではないのだが、現場作業員らが他営業所の応援に赴くことは難しいことが多い。自分の現場から離れて、他現場の応援に行けるほど、現場の人員体制に余裕がないためである。
そのため、繁忙期の臨時作業員として駆り出されるのは人件費の高い高役職者になることが多い。その上、効率の悪いカルタ取り式仕分けを止めることもできたのだ。
費用対効果算出はしにくいポイントではあるが、これも立派なROIであろう。

OCRによる商品の識別

OCRによって読み取っているのは数字で表された商品コードである。

一般論ではあるが、大手食品メーカーと言えど、外装箱にはバーコードが印字されていないことがある。そのため、多種多様な商品を見分け、正しい仕分けを行うためには、「外装箱に記載された限られた情報から、きちんと商品の違いを識別できる仕分け能力」を備えたスキルフルな作業員を必要とする。
外装箱にバーコードの記載がないこと。これが仕分け作業における自動化・ロボット導入の妨げになってきた。

+Automationでは、OCRによって外装箱の数字(商品コード)を読み取ることで、この問題の解消を図った。

「t-Sort」が、もともと備えている検品・仕分け機能に加え、OCRによる商品識別を実装したことで、白岡倉庫は「新人倉庫作業員でも仕分け作業ができる」体制を実現したのだ。

「悪いところが見当たらない」、遠州トラックの「t-Sort」に対する評価

重量があり、かつガラスびんという取り扱いの難しい商品も、t-Sortは問題なく取り扱うことができる。

「『t-Sort』に対する評価ですか…?、率直に言うと悪いところが見当たらないですね。『できるかな?』と思うことは、たいていできますし、期待以上でした」(二橋氏)

白岡倉庫で取り扱う貨物は、重たく割れやすいガラスびんが多い。

「壊れやすいガラスびん商品をきちんと取り扱っているわけですから、『t-Sort』は大抵のものは取り扱えるのではないでしょうか」と、二橋氏は「t-Sort」の能力に太鼓判を押してくれた。

すべては、「未来への投資」となる物流商品を生み出すために

そもそも、直接的なROIが見込みにくいにも関わらず、なぜ遠州トラックは「t-Sort」導入に踏み切ったのだろうか。

「競合他社との差別化を実現できる物流商品を創り上げたいのです」と二橋氏は、その理由を語る。

誤解を恐れずに言えば、運送ビジネス、倉庫ビジネスで行っていることは、大同小異になりがちだ。同じようなことを同じように行っている限り、競合他社との差別化は難しい。だから、運送会社、倉庫会社らは、わかりやすい差別化ポイントを盛り込んだサービスをパッケージ化した物流商品を開発したいと考える。

「現場が忙しすぎるんですよ。だから『もっと良くしたい』という改善・変革への意欲はあっても、その取り組みを後回しにしていました」──二橋氏のこの嘆きに、「ウチも同じだよ…」とうなずく物流従事者は少なくないはずだ。

遠州トラック 関東事業部長 二橋智氏

しかし、白岡倉庫に「t-Sort」を導入して以来、少し様子が変わってきたという。

「先日も、とある物流ロボットの見学会に対する社内からの参加者を募ったのですが、所長や課長といった高職位者だけでなく、より現場に近い人たちも参加するようになってきました」(二橋氏)

物流は今、大きな転換期にある。
トラックドライバーや倉庫作業員の人手不足は解消されることなく、「物流の2024年問題」という新たな課題が与えられた上、物流DX、フィジカルインターネットのような新たな取り組みも無視することはできない。

転換期だからこそ、各企業は、短期的な取り組み、長期的な取り組みの双方をバランスよく行っていく必要がある。

「t-Sort」がもたらした「未来への投資」の萌芽は、どのような花を遠州トラックに咲かせるのだろうか?
今後の動向に注目したい。

スペック

荷主:株式会社Mizkan
取り扱い商材:お酢やぽん酢などの液体状加工食品(ガラスびんなど)
t-Sort活用:TC型物流センターにおける多品種小ロットの仕分け作業
特徴:t-Sort cb15とOCRによる商品コード読み取り
導入台数:9台
シュート設置数:60間口

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